『南米』と聞くと「治安が悪いんじゃない?」「危なくて、夜は外出できないんでしょ?」と思われる方も多いのではないでしょうか。しかも、パラグアイに関する情報はとても少ないので、不安になりますよね。
結論から言うと、パラグアイの治安は「南米の中では比較的安定しているが、日本と同じ感覚では100%危ない」です。
この記事では、より具体的に「どこが危ないのか」「どんなことに気をつけたらいいのか」など、在住者ならではの実体験に基づくポイントを詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、『海外旅行をするときに意識したい防犯のコツ』がわかるようになりますよ!
パラグアイの治安は良い?悪い?

外務省のホームページによると、パラグアイ(※一部の地域)は『危険レベル1もしくは2』とされています。アルゼンチンやブラジルの大都市に比べれば、命の危険を感じる場面は少ないといえます。(参考:外務省 海外安全ホームページ)
たしかに、普通に生活していて、毎日命の危険を感じるようなことはありません。
とはいえ、日本とは安全の基準が全く異なるというのも事実です。
路上でスマホを使うことや、カフェの座席に荷物を置いておくことなど、日本ではよく見る光景ですが、パラグアイでは避けるべきです。
でも、そこまで怖がらなくても大丈夫。『防犯のコツ』さえ覚えれば、旅行を安全に楽しむことができますよ。詳しく見ていきましょう。
旅行者が特に気をつけるべきエリア
アスンシオン

チャカリータ地区|旧市街の近くにあるスラム街
旧市街からわずか数ブロック、観光客がよく訪れる大統領官邸や川沿いの遊歩道(コスタネーラ)のすぐ隣にある地区です。スマホを見ながら歩いていると、気づかないうちに迷い込んでしまうことがあります。
メルカード4(クアトロ)|人混みにまぎれてスリが多発
観光地として紹介されることが多い市場です。活気があって楽しい場所ですが、とにかく人が多いです。リュックを前に抱えること、スマホはポケットではなくカバンの中にしまうこと、チャックをしっかり閉めておくことが、安全に買い物をするための鉄則です。
バスターミナル周辺|『昼夜問わず』厳戒態勢で
路上生活者や薬物中毒者が集まるため、昼間でも独特の緊張感があります。しつこい押し売りや金品の要求、置き引きが多発する場所です。荷物から絶対に目を離してはいけません。配車アプリ(UberやBolt)を利用し、バスを降りたら速やかに移動することをおすすめします。
シウダー・デル・エステ

ブラジルとの国境にあり、『南米最大の商業都市』として有名な街(CDE)で、アスンシオンとはまた違った雰囲気があります。安全に過ごすためのポイントを5つご紹介します。
『スリ・詐欺・窃盗』の巣窟と心得る
とにかく人が多く、歩いているだけで体がぶつかる距離感です。わずかな隙を狙ったスリが多発しています。「自分は大丈夫」と思わず、カバンは体の前でしっかり抱えてください。
午後4時には『街が閉まる』
驚くべきことに、多くの店が防犯上の理由から16時頃にはシャッターを下ろします。 夕方以降は急激に人通りが減り、治安が著しく悪化するためです。買い物は午前中に済ませて、早めに宿泊先に戻るのが鉄則です。
『安すぎるブランド品』はとにかく疑う
個人の店舗で扱っている高級ブランド品や最新スマートフォンなどは、模造品である可能性が高いです。強引な客引きにも警戒しましょう。高価な商品は、信頼できる大型商業施設(MonalisaやShopping Chinaなど)で買うようにし、レシートや保証書をきちんと確認してください。
きっぱりとした態度で「ノー」と言う
生活困窮者やその子どもたちからの押し売りや金品の要求にも気をつけましょう。一度でも応じると、しつこく付きまとわれたり、過剰な援助を求められたりします。はじめから毅然とした態度で「ノー」と言い、その場を離れる勇気が必要です。
カオスな交通事情|殺気立つドライバーから身を守る
インフラが整備されていないので、交通渋滞が頻発します。国境に近づくほど混雑はひどくなり、歩行者ぎりぎりを猛スピードで通り抜けていくバイクや車が増えます。犯罪だけでなく、事故にも巻き込まれないための警戒が必要です。
よくある事例と対策
バイクによるひったくり
スマホを操作しながら歩いていたところ、バイクに乗った2人組が近づいてきて、あっという間にバッグやスマホを奪われる。銃を突き付けられ、脅されるケースもある。
対策
地図などを確認する際は、かならず建物内に入る。路上でスマホは出さない。
バスターミナルでのつきまとい
長距離バスの乗り場で待っていたところ、人が群がってきて、荷物を運んであげる!と迫られたり、商品をむりやり買わされそうになったり、お金を要求されたりする。
対策
きっぱり「ノー」と言う。荷物から絶対に目を離さない。配車アプリ(UberやBolt)を利用し、バスを降りたらできるだけ早くターミナルから離れる。
ショッピングの落とし穴
安さにひかれて購入したものが、じつは偽ブランド品やコピー商品だった。小さな商店で、お釣りをごまかされたり、偽札をつかまされることもある。
対策
安すぎる商品は購入をひかえる。ショッピングモールなどの大型商業施設を利用する。
在住者が教える『安全に楽しむための10のルール』

パラグアイを安全に楽しむためには、『狙われない雰囲気』を作ることが何より重要です。私が日々実践している防犯ルールを10コまとめました。
とにかく目立たないこと
Tシャツにジーンズなど、現地の人にまぎれるような格好がもっとも安全です。
貴重品の守り方
お財布やスマホをズボンの後ろポケットに入れてはいけません。貴重品はバッグの中、しかもできるだけ深いところに入れるようにしています。バッグをいつも視界に入れて、一瞬たりとも目を離さないようにしましょう。
『隙』を見せない
スマホやイヤホンを使っていると、周囲の異変に気づけません。外出時には、五感をフルに働かせるようにします。万が一に備えて、必要以上の現金を持ち歩かないことも大切です。
歩き方のコツ
人通りの少ない路地や、落書きが極端に多い地区には、たとえ昼間であっても足を踏み入れないようにしています。怪しそうな人物が近づいてきたら、すぐに避けます。
都市部では、地元の人たちも配車アプリ(UberやBolt)を利用しています。目的地の指定や支払いもアプリで完結するので、ぼったくられる心配もありません。
周囲をしっかり確認しながら、堂々と歩いてください。「この人は隙がないな」と思わせることが最大の防御になります。
まとめ|しっかり対策して、パラグアイを楽しもう!
ここまで少しだけ厳しい現実もお伝えしてきましたが、パラグアイは決して「渡航ができないほど危険な国」ではありません。
今回ご紹介した『安全に楽しむためのルール』さえ守れば、トラブルに巻き込まれるリスクをぐんと下げることができるはず。
パラグアイで素敵な時間を過ごせますように。¡Buen viaje!(良い旅を!)
旅行を計画するときに役立つ情報は「【2026年版】パラグアイ旅行完全ガイド|在住者が教える観光・治安・物価まとめ」という記事で、くわしくまとめています。あわせてどうぞ。


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