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【2026年版】パラグアイ旅行完全ガイド|在住者が教える観光・治安・物価まとめ

パラグアイ

南米の中でも、とくに存在感がひかえめな国、パラグアイ。

「パラグアイって旅行できる?」「どんな見どころがあるの?」「危ないんじゃない?」など、疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

実際に調べてみると、パラグアイに関する情報はあまり見つからないというのが現状です。

というわけで、旅行前に知っておきたい基本情報をわかりやすくまとめてみました。

この記事を読むと、こんなことがわかります:)
  • まずはここから!パラグアイの基本情報(場所・言語・気候など)
  • 少ないけど、観光スポットもあるんです!おすすめ3選(番外編も)
  • パラグアイって危険?女性でも旅行できる?夜の雰囲気は?
  • 物価や旅行にかかる費用はどれくらい?
  • 「なんにもない」の魅力|あなたはパラグアイ旅行に向いている?

パラグアイ在住者が、現地のリアルな情報を交えながら、くわしく解説しています。

パラグアイに興味がある方、南米旅行を計画している方にも役立つ「完全ガイド」です。

パラグアイってどんな国?旅行前に知っておきたい基本情報

場所と特徴

(※画像はPexelsからお借りしています。)

パラグアイは、南米大陸のほぼ中央に位置する内陸国です。ブラジル、アルゼンチン、ボリビアの3か国に囲まれており、海には面していません。

有名な絶景や観光地は多くありませんが、その分、素朴な街並みやローカルな雰囲気に触れることができます。スペイン植民地時代を経てもなお、先住民族の文化の影響が色濃く残っているというのも大きな特徴のひとつです。

首都はアスンシオンです。都市開発が進みつつあるとはいえ、南米のほかの主要都市と比べると落ち着いた雰囲気があります。

公用語・通貨・電圧など

公用語は、スペイン語とグアラニー語です。グアラニー語は先住民族の言語ですが、現在でもパラグアイ人口の70%が理解できるため、日常会話でも自然に使われています。英語はほとんど通じません。

通貨はグアラニー(PYG)で、Gs.と表記されます。物価は南米の中では比較的安めです。カード決済できる店が増えていますが、利用の際には身分証の提示を求められることがあります。JCBカードは使えないことが多いです。チップの習慣はありません。

日本との時差は−12時間です。サマータイムは廃止されています。

水道水は、ほとんどの地域で軟水または弱軟水です。飲用はおすすめしません。

標準電圧は220V、周波数は50Hzです。Cタイプ、Aタイプ、SEタイプのプラグが混在しています。

日本国籍を持っておられる方は、短期滞在の場合、ビザは必要ありません。(※最新情報は、大使館のホームページを必ず確認してください。)

気候とベストシーズン

亜熱帯性気候のパラグアイは、年間を通じて比較的温暖です。

観光におすすめなのは、4月~10月(秋から春にかけて)。天候が安定していて、屋外でも過ごしやすい時期です。

夏(12月~2月)

気温は35〜40℃近くまで上がり、非常に蒸し暑くなります。観光は可能ですが、熱中症対策は必須です。

デング熱やチクングニア熱が流行る季節でもあるので、虫除けも忘れないようにしましょう。

スコールのような激しい雨が降ることもあり、首都アスンシオンでは頻繁に洪水が発生します。

秋(3月~5月)

気温が徐々に下がっていきます。日中は過ごしやすく、観光や街歩きにもおすすめです。

冬(6月~8月)

一日の中でめまぐるしく気温が変化するため、服装に悩まされる季節です。朝晩は10℃前後まで冷え込むことがあり、コートやジャケットが必要ですが、日中の気温は20℃近くまで上がるので、Tシャツでも過ごせます。湿度は高く、かなりじめじめしています。

春(9月~11月)

少しずつ気温が上がり始めますが、真夏ほどの厳しさではありません。パラグアイでは、毎年9月21日に『春の日』を祝います。花が咲き、街の景色が明るくなっていく時期です。

日本からのアクセス

パラグアイ―日本間の直行便はありません。必ずどこかの都市を経由することになります。

代表的なルート(空)

パラグアイへ向かう場合、ほとんどのルートでブラジルを経由します。そして、アスンシオンにあるシルビオ・ペティロッシ国際空港に到着するという方が多いです。

所要時間は、乗り継ぎ時間を含めておよそ30〜40時間前後が目安です。

  • アメリカ経由
    日本 → ロサンゼルスやダラスなど → ブラジル → パラグアイ
  • ヨーロッパ経由
    日本 → マドリードなど → ブラジル → パラグアイ
  • 中東経由
    日本 → ドバイやドーハなど → ブラジル → パラグアイ

現在は、サンパウロを経由するのがもっとも一般的で、本数も比較的安定しています。

代表的なルート(陸)

世界一周や南米周遊のついでに「そうだ、パラグアイにも行ってみよう」と考える方もおられるかもしれません。

パラグアイに陸路で入国する場合には、長距離バスを利用します。本数は限られていて、移動には丸一日かかります。

  • ブラジルから
    サンパウロやフォス・ド・イグアスなど → パラグアイ
  • アルゼンチンから
    ブエノス・アイレスなど → パラグアイ
  • ボリビアから
    サンタ・クルス → パラグアイ

ブラジルのフォス・ド・イグアスから入国される方が多いです。

パラグアイで観光するならここ!おすすめ3選(+おまけ)

アスンシオン

(※画像はpixabayからお借りしています。)

パラグアイの首都アスンシオンは、近代的な高層ビルとコロニアル建築が混ざり合った街です。

旧市街には歴史的建造物が点在し、国の歩みを感じられるスポットもあります。一方で、中心部にはショッピングモールやレストランも充実しており、旅行中の拠点としてもっとも滞在しやすいエリアとなっています。

移動の際は、配車アプリ(UberやBolt)を使うのがおすすめです。

シウダー・デル・エステ

パラグアイ第二の都市と言われています。ブラジルとの国境にある商業都市です。

街の印象はアスンシオンとは大きく異なり、活気があり、やや雑多でエネルギッシュです。免税店や電化製品店が立ち並び、買い物目的で訪れる人も少なくありません。

イグアスの滝へ行く際の拠点として利用されることが多いエリアですが、治安がとても悪いため、街歩きはおすすめしません。

トリニダー遺跡

パラグアイの世界遺産トリニダ―遺跡

パラグアイ南部にあるイエズス会伝道所跡です。世界遺産に登録されています。

スペイン植民地時代に、西洋の文化と、先住民グアラニー族の文化が交差した場所であり、パラグアイの歴史を理解するうえで重要なスポットとなっています。

観光客が少ないので、ゆったり見学できるのも魅力のひとつです。歴史や文化に興味がある方には、特におすすめ。

ただしアスンシオンから行く場合には、長距離バスでエンカルナシオンという都市へ向かう必要があるため、難易度はかなり高めです。

現地の雰囲気や見どころについては、別記事でくわしく紹介しています。

【パラグアイ唯一の世界遺産|トリニダ―遺跡に行ってみた!体験レポートはこちら】

おまけ|イグアスの滝

ブラジル側から眺めるイグアスの滝

世界三大瀑布のひとつであり、そのなかでも最大のものです。

滝そのものは、ブラジルおよびアルゼンチンにある国立公園内に位置しています。

パラグアイ旅行と組み合わせる人が多く、シウダー・デル・エステを拠点に日帰りで訪れるというのが定番ルートになっています。

私が実際に訪れた際のレポートやアクセス方法、注意したいポイントなど、別記事でくわしくまとめています。

【パラグアイからイグアスの滝に行ってみた!体験記はこちらから】

パラグアイって危険なの?|防犯のためにすべきこと

(※画像はpixabayからお借りしています。)

南米と聞いただけで「危ないんじゃない?」と不安になる方も多いと思います。

たしかに、外務省のホームページによると、パラグアイ(※一部地域)は『危険レベル1もしくは2』として注意喚起がされています。(参考:外務省 海外安全ホームページ

とはいえ、そこまで怖がらなくても大丈夫。在住者の視点から、気をつけたいポイントについてお伝えします。

夜の雰囲気

パラグアイの首都アスンシオンの夜の街並み

首都アスンシオンは、エリアによって雰囲気が大きく異なります。

新市街やショッピングモール周辺、レストランが集まるエリアは、夜でも賑わっています。家族連れや若者が食事を楽しんでいる光景も見られます。

一方で、旧市街や人通りの少ない地域は、日没後は一気に静かになります。路上生活をしている人も多く、スラム街もあります。危険なので、徒歩移動は避けたほうが無難です。

移動の際は、配車アプリ(UberやBolt)を使うのがおすすめです。

地元の人との距離感

パラグアイの人々は、基本的におおらかで人懐っこい性格です。困っていると声をかけてくれることもあります。

値引き交渉をする習慣はありません。

貧しい人たちが金品を要求してくることがあります。声をかけられたときには、すぐにその場から離れたほうがよいです。

先住民族をイメージしたお土産を地面に並べて売る人たちもよく見かけます。トラブルを避けるためにも、購入はおすすめしません。

英語はほとんど通じません。スペイン語の挨拶だけでも覚えておくと喜ばれます。

アジア人差別

パラグアイに住むアジア人もそれなりにいるので、観光客だからといって目立つことはありません。服装や態度が派手すぎなければ、基本的には問題なく過ごせます。

アジア人だから、日本人だからという理由で、敵意を向けられることはほぼありません。

意外に思われるかもしれませんが、じつはパラグアイは日本となじみの深い国です。

日本人移住の歴史があり、農業の発展にも大きく貢献してきました。現在でもおよそ1万人の日本人移住者、日系人が暮らしています。日本に親しみを持つ人はとても多いです。

私自身、パラグアイに暮らして10年が経ちますが、差別されたと感じたことは一度もありません。

パラグアイの物価って安い?旅行にかかる費用の目安

(※画像はpixabayからお借りしています。)

パラグアイは、南米の中では比較的物価が安い国とされています。とはいえ、『何でも激安!』というわけでもないので、旅行のスタイルに合わせて、食事や移動手段などを選んでいくのがおすすめです。

食費

パラグアイのレストランで食べるステーキ

ローカル食堂であれば、ランチは25,000~40,000グアラニー(約600~960円)程度です。それなりにボリュームはありますが、揚げ物が多いです。

ショッピングモール内のフードコートやレストランになると、お得なセットメニューで50,000〜80,000グアラニー(約1,200〜1,930円)ほどです。

カフェでコーヒーを飲むと、1杯あたり15,000〜25,000グアラニー(約360〜600円)。

パラグアイに来たら、ぜひ試してほしいのがワインです。チリやアルゼンチン産の良質なワインがリーズナブルな価格で楽しめます。

【パラグアイで買えるおすすめワイン|まとめ記事はここから】

交通費

パラグアイの都市間を移動する長距離バス

アスンシオンを走る路線バスの運賃は、1乗車あたり3,000〜4,000グアラニー(約70~96円)程度と、かなり格安です。ただし、プリペイドカードでの支払いが必須となっています。路線も複雑なので、旅行者にはかなり難易度が高めです。

配車アプリ(Uber)の場合、シルビオ・ペティロッシ国際空港から市内中心部まで(約9㎞)利用すると、運賃は50,000~60,000グアラニー(約1,200〜1,450円)ほどです。

都市間を移動する際には長距離バスを利用します。運賃は移動距離から算出され、座席のグレードによって価格が変わります。

長距離バスで【アスンシオンから主要都市へ向かう際】の運賃の目安です。

  • シウダー・デル・エステ行き:125,000グアラニー(約3,000円)から
  • エンカルナシオン行き:150,000グアラニー(約3,600円)から
  • フォス・ド・イグアス(ブラジル)行き:160,000グアラニー(約3,800円)から

宿泊費

アスンシオン市内に宿泊する場合の目安です。

  • 民泊(AirBnBなど):1泊 125,000グアラニー(約3,000円)から
  • 中級ホテル:1泊 400,000〜600,000グアラニー(約10,000~15,000円)ほど
  • 高級ホテル:1泊 1,000,000グアラニー(約25,000円)から

キッチン付きの部屋を利用すれば、外食費を抑えることができます。

宿泊先の近くにショッピングモールやスーパーがあると便利です。立地やレビューはしっかり確認しておくことをおすすめします。

まとめ

パラグアイは、とても地味な国です。ブラジルやペルーのように有名な絶景があるわけでもなく、観光名所もほとんどありません。

派手さはないけれど、南米のリアルな日常をそっと体験できるのが、この国の魅力です。

もしあなたが「観光地を巡る旅」よりも「人々の暮らしを感じる旅」が好きなタイプなら、パラグアイをきっと楽しんでもらえるはず。

そんなあなたの背中を押すきっかけになれたらうれしいです。

観光地の様子や体験レポートについては、別記事でまとめています。

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