パラグアイと聞いて、どんな料理を思い浮かべますか?
あまりにもマイナーな国なので、「名物料理は?」と聞かれても、すぐに答えられる方はきっと少ないはず。そういう私も、パラグアイについて知っていることは、ほとんどありませんでした。
ところが、実際に暮らしてみると、この国の食文化、、、なかなかユニーク。しかも、日本人の口に合うメニューが多いんです。
この記事では、パラグアイ在住者の視点から、定番の肉料理から屋台グルメ、そしてローカルフードを安全に楽しむポイントまでご紹介します。旅行中に何を食べようか迷っている方はもちろん、海外の食文化に興味がある方もぜひ参考にしてみてくださいね。
▽旅行全体に関する情報もまとめています▽
パラグアイの食事にはどんな特徴がある?
パラグアイに来て「面白い」と感じた、食に関する習慣や文化をいくつかご紹介します。
とにかく、肉・肉・肉!

まず驚いたのは、お肉を食べる機会の多さ!どのスーパーでも精肉コーナーが広く取られていて、大きな塊肉が並んでいます。レストランに行ってもお肉のメニューが定番です。週末には、家族や友人が集まって「Asado(アサード/南米スタイルのBBQ)」を楽しんでいる光景をよく見かけます。
パラグアイは内陸国です。そのため、魚を食べるという習慣はほとんどありません。
主食は茹でた芋
主食は米ではなく、マンディオカ(キャッサバ)です。ローカル食堂で料理を注文すると、茹でたマンディオカが付け合わせとして提供されます。クセが少なく、ホクホクとした食感で、肉料理との相性も抜群です。
パラグアイで手に入るお米は粘りが少ないので、リゾットやサラダ、もしくはデザートにして食べる人が多いです。
野菜は少なめ|マテ茶が人気の理由
日本と比べると、人々が食べる野菜の量はかなり少ないです。
もちろんサラダを食べる習慣もありますが、肉や炭水化物が中心の食事が多いため、食物繊維やビタミンを補う目的でマテ茶やテレレを飲むという人も少なくありません。とくに「テレレ」は、パラグアイで日常的に親しまれている飲み物です。
高カロリー&塩分たっぷり|食べすぎ注意!
料理の味つけは、基本的に塩のみ。そのため、スパイスと塩がたっぷり使われます。
また、脂やチーズ、とうもろこしを使った郷土料理もとても多いです。たとえば、「チパ」、「ソパ・パラグアジャ」、「チパ・グアス」は、旅行者でも気軽に試せるメニューですが、カロリーは高め。食べすぎには気をつけてくださいね。
肉、パラグアイチーズ、とうもろこし、マンディオカ――。
日本とはかなり異なる食文化ですが、そんな違いも魅力のひとつと言えます。
これだけは外せない!パラグアイのローカルごはん
パラグアイに来たからには、ぜひ試してみたい代表的なローカルフードをご紹介します。
アサード|がっつり肉食さんに

アサード(Asado)とは、南米式のバーベキューのことです。大きな塊肉に塩とスパイスをなじませ、大量のチョリソ―とともに豪快に焼きます。炭火の香りが良く、肉そのものの旨味を楽しむことができます。
週末になると家族や友人が集まり、ビールを片手に、庭でアサードを囲む光景をよく見かけます。パラグアイの食文化を語るうえで欠かせない存在です。
【こってり肉料理に合わせたい、おすすめ南米ワイン】も参考にしてみてください。
ボリボリ|世界で一番おいしいスープ

ボリボリ(またはヴォリ・ヴォリ/Vorí Vorí)は、パラグアイを代表する家庭料理のひとつです。
とうもろこし粉とチーズで作ったお団子を、鶏のだしが効いたスープで煮込んだものです。どこか懐かしさを感じるシンプルな味わいで、世界のスープランキングでは1位を獲得しています。
【ボリボリ|鶏のうまみが溶けだした、世界で一番おいしいスープ】もあわせてどうぞ。
ソパ・パラグアジャ|焼いて食べるスープ?

ソパ(Sopa/スープという意味のスペイン語)という名前ですが、じつはスープではありません。
とうもろこし粉やパラグアイチーズ、卵、玉ねぎなどを混ぜて焼き上げた、コーンブレッドのような食べ物です。外はこんがり、中はしっとりとした食感です。
サイドメニューの定番として、多くのレストランで提供されています。
くわしくは【ソパ・パラグアジャ|料理人の失敗から生まれた伝統料理】をご覧ください。
ミラネサ|ボリュームたっぷりのカツレツ
ミラネサ(Milanesa)は、牛肉や鶏肉に衣をつけて揚げたカツレツ風の料理です。叩いて薄く伸ばした肉に、細かいパン粉をつけているので、日本のトンカツよりもクリスピーな食感です。アルゼンチンやウルグアイでも食べることができます。
トマトソース、ハム、チーズを載せた「ミラネサ・ア・ラ・ナポリターナ」や、焦がし玉ねぎ、目玉焼きを載せた「ミラネサ・ア・カバリョ」など、トッピングで楽しめるのも人気の理由です。
チパ|焼きたては絶品!もちもちチーズパン

チパ(Chipa)は、パラグアイを代表する国民食です。70もの種類があるそうで、無形文化遺産にも登録されています。
生地には、マンディオカ(キャッサバ)粉とチーズが練り込まれています。焼きたてはもちもち食感で、味わいはまるでチーズパンのよう。
チペリア(Chipería/チパ専門店)やスーパーで気軽に購入できるので、旅行者にも人気があります。手を汚さずに食べられるワンハンドフードです。
「チパ」についてさらに詳しく知りたい方は【パラグアイの国民食|チパってどんな食べ物?】が参考になります。
エンパナーダ|小腹が空いたときに

エンパナーダ(Empanada)は、総菜パンのような食べ物で、肉やチーズなどの具材をパン生地に包んで調理したものです。南米のさまざまな国で食べられています。
パラグアイでは、牛肉、鶏肉、ハム&チーズといった具材が人気です。
地元の人たちは、エンパナーダをパンに挟んで食べています。(焼きそばパンやコロッケパンのような感覚なのでしょうか、、、私はこの食べ方はしたことがないです。)
もっと知りたいローカルごはん
パラグアイには、個性的な料理がまだまだたくさんあります。
レストランやフードコートを訪れる際には、メニューを見て気になったものにぜひ挑戦してみてください。日本ではなかなか出会えない味が見つかるはずです。
▽気になるローカルフードはありましたか?▽


今夜は何を食べよう?パラグアイの屋台飯
パラグアイには、気軽に楽しめる屋台グルメもあります。イベントのときだけでなく、平日の晩でも、公園や街角に簡易テーブルが並び、多くの人で賑わっている光景をよく目にします。
価格も手頃なので、出費を抑えたいときにおすすめです。テイクアウトして滞在先でゆっくり食べてもいいですね。代表的なメニューをご紹介します。
ロミート・アラベ|ファストフードといえばこれ!
中東料理「シャワルマ」を南米風にアレンジしたものです。ピタパンのような薄いパン生地で、野菜や肉、ソースを包んでいます。ガーリックソースをたっぷりかけるのが美味しさの秘訣です。
メインの具材を、
の3種類から選べるお店が多いです。迷ったときはミックスがおすすめ。
アサディート|手軽に食べられる串焼き

アサディート(Asadito/「小さなアサード」という意味)は、串に刺した肉を炭火で焼いたものです。日本の焼き鳥に似ていますが、味つけはシンプルに塩のみ。肉の旨味と、炭火の香りを楽しめます。レモンをしぼって食べましょう。
つけ合わせに「マンディオカ」や「パン」をもらえることも。
パンチョ|シンプルが一番!ホットドッグ
パンチョ(Pancho)は、パラグアイ版ホットドッグです。細長いパンにソーセージを挟み、ケチャップやマヨネーズ、マスタードをかけます。
お店によっては、野菜のみじん切りとお酢を合えた「サルサ・クリオーリャ」や、ニンニクを使った「サルサ・デ・アホ」、ポテトチップス、コーンなどのトッピングができる場合があります。
ローカルフードを安全・快適に楽しむための注意点
パラグアイと日本では、衛生管理のルールがまるで異なります。屋台やローカル食堂を利用するときには、とくに注意が必要です。
安心して食事を楽しむために、私がいつも気をつけているポイントをご紹介します。
衛生面
地元の人で賑わっている店を選ぶ
地元の人からの評価が高い店舗は、より新鮮な食材が使用されていることが多いです。回転率も高いので、出来立ての料理を提供してくれます。
保管状態をしっかりチェック
ショーケースに並んでいる料理を購入する際には、冷蔵や保温が適切に行われているか確認しましょう。暑い季節は、特に気をつけたいポイントです。
衛生管理に不安を感じるときには、無理せず、ショッピングモール内のレストランなどを選ぶのが安心です。
その他
現金を持っておくのがおすすめ
個人経営の小さな店舗では「支払いは現金のみ」と言われることもあります。少額紙幣(5,000や10,000グアラニー札)や硬貨を持っておくと、支払いがスムーズです。
▽賢いお金の使い方と節約術についてもまとめた記事はこちら▽
交通量の多い道路沿いは避けよう
交通量の多い道路沿いでは、排気ガスや粉じんが気になります。大通りから少し外れた店舗を選ぶようにしています。
まとめ|お気に入りのグルメを見つけよう!
パラグアイには、魅力的なローカルフードがたくさん!
日本とは大きく異なる食文化ですが、その違いこそが旅の楽しみのひとつですよね。
パラグアイを訪れる際は、ぜひローカルフードにも挑戦してみてくださいね。
お気に入りのご当地グルメが見つかりますように。
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