パラグアイの人々が毎日飲んでいる「テレレ(Tereré)」。
氷水で淹れる冷たいマテ茶のことです。専用のストローを使って飲みます。
「どうやって飲むの?」「専用の道具が必要?」と疑問に思われる方が多いですが、じつは基本の作り方はとてもシンプル。日本で手に入るものでも代用できます。
この記事では、テレレを飲むのに必要な道具や基本の作り方、おいしく飲むコツ、失敗しやすいポイントまで、初めての方にもわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
本格的に楽しむための「3つ」のアイテム

本場の味を再現するなら、揃えたいアイテムは3つ。
マテ茶葉、グアンパ、ボンビーリャです。
パラグアイでは一般的なアイテムですが、日本でも通販などで購入できます。
(※グアンパとボンビーリャは、日本にある道具でも代用可能です。記事後半の「専用の道具がなくてもテレレを楽しむ|代用品や裏技」で解説しています。)
マテ茶葉(ジェルバ・マテ)
テレレに使う茶葉は「ジェルバ・マテ(Yerba Mate)」といいます。
たくさんのメーカーが茶葉を出しており、ブレンドによって味や香りが異なります。
グアンパ(コップ)
「グアンパ(Guampa)」は、テレレを飲むための専用コップです。
ステンレス製や木製など、さまざまな種類がありますが、牛の角から作られたグアンパを使うのが本格的なスタイルです。
最近ではパラグアイでも、グアンパにこだわらず、縦長のタンブラー(プラスチックやステンレス)や普通のコップで代用する人が増えています。
ボンビーリャ(ストロー)

「ボンビーリャ(Bombilla)」は、先端にフィルターが付いた専用ストローです。茶葉をこしながら飲むことができます。
茶葉が詰まりにくく、お手入れしやすいものを選ぶと長く使えます。
テレレの作り方「3つ」のステップ
必要なアイテムがそろったら、さっそくテレレを作ってみましょう。
手順はとてもシンプルなので、たった数分で準備できます。
グアンパに茶葉を入れる

グアンパの1/4~1/3くらいまで茶葉を入れます。グアンパを上下に軽く振り、茶葉の粉っぽい部分を吹き飛ばします。こうすることでフィルターの目詰まりを防ぐことができます。

グアンパを傾けて茶葉を片側に寄せたら、斜面に沿ってボンビーリャを差し込みます。
氷水を準備する
大きめのピッチャーに氷と水を入れます。
パラグアイでは、水にフレッシュハーブを加えるのが一般的です。
(※今回私が入れたのは、レモンバーベナとPerdudilla Blancaという薬草です。)
氷水を入れて、飲む!

グアンパに氷水を注ぎます。マテ茶葉から独特の味わいが抽出されていきます。
では、さっそく飲んでみましょう。
最初の2、3口は、マテ茶葉の粉末が口に入ってきます。苦味が強く、口当たりも良くないので、飲み込まずに吐き出してください。
テレレは「コップに水を注いだら、ストローを使って、ズズッと!飲み切る」のがマナー。
グアンパに水を注ぐ → 飲む → グアンパに水を注ぐ → 飲む → 、、、
茶葉の風味が弱くなるまで、この動作を繰り返します。
パラグアイでは、家族や友人とテレレをするとき、グアンパを1つだけ使って回し飲みします。これがもっとも伝統的なテレレの飲み方です。
▽もっとくわしく知りたい方は【テレレが世界遺産に選ばれたわけ|マテ茶との違い・飲み方のマナー・驚きの効能について】をご覧ください。
テレレを美味しく飲むコツ
「テレレって苦いだけ。べつに美味しくない」と感じたことはありませんか?
じつは、ちょっとしたコツをおさえるだけで、味わいがぐっと変わります。
本場のテクニックを見てみましょう。どれも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
よく冷えた水を使う
テレレはしっかりと冷やした水で飲むのが基本です。
冷たい水で淹れることにより、苦味やえぐみを抑えることができます。
フレッシュハーブを加える
パラグアイでは、フレッシュハーブ入りの水でテレレを淹れます。
とくに人気なのが、ミントやレモンバーベナ。
爽やかな香りが加わって、飲みやすくなります。
氷水を入れたピッチャーに、レモンスライスを浮かべるのもおすすめ。
少しずつ水を注ぎ、すぐに飲み切る
マテ茶葉は水になじむまでに少し時間がかかります。
最初は水を少しずつ注ぎ、茶葉をふやかしましょう。
お茶の成分が溶け出てくるまで、1分ほど置きます。
とはいえ、待ちすぎは禁物です。
時間が経つほど、苦味やえぐみが濃くなっていきます。
グアンパに水を注いだら、1~2分でズズッと飲み切ってください。
よくある失敗と対処法
いまでは毎日飲んでいるテレレですが、最初の頃は上手に淹れられず、たくさん失敗しました。
ここでは、初心者が失敗しやすいポイントと対処法をご紹介します。
茶葉を入れすぎてしまう
適量がわからなかったので、グアンパに茶葉を入れすぎてしまうことがありました。
茶葉の量が多いと苦味が増し、フィルターにも詰まりやすくなります。
慣れないうちは、茶葉の量をコップの1/5~1/4ほどにしておくのがおすすめです。
ボンビーリャが詰まって、うまく飲めない
ボンビーリャに茶葉が詰まって吸いにくい、というのもテレレあるあるです。
グアンパに茶葉を入れたら、上下に軽く振りましょう。
粉っぽさを飛ばしてから水を注ぐことで、目詰まりを防げます。
ボンビーリャはできるだけ動かさないようにします。茶葉をかき混ぜるのも厳禁です。
使用後は毎回洗って、しっかり乾燥させてください。
茶渋や匂いが気になってきたら、重曹を溶かしたお湯で煮沸します。
専用の道具がなくても楽しめる|代用品や裏技
「グアンパやボンビーリャを揃えるのはハードルが高い」「まずはテレレの味だけ試してみたい」という方には、次の方法がおすすめです。
フレンチプレス
フレンチプレスにマテ茶葉と水を入れて数分置きます。プレスしたものを、氷やレモンを入れたグラスに注いで飲みます。
ティーポットと茶こし
ティーポット(または急須)にマテ茶葉と水を入れて抽出します。飲む際には、茶こしを使って茶葉を取り除いてください。
ストレーナー付きタンブラー
フィルターが付いているボトルにマテ茶葉を入れ、水出しします。マイタンブラーを使えば、見た目もスマートなので、デスクワークにもおすすめです。
お茶(だし)パック
市販のお茶(だし)パックにマテ茶葉を入れ、水出しします。茶葉の片付けが簡単です。
まとめ
テレレの作り方は、とても簡単。
マテ茶葉さえ手に入れば、誰でも本場の味を再現できます。
まずは気軽に試してみてください。



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